てくてくにっき

毎日に取り残されんよう、決して急がんようてくてくと。。ゆっくりね、綴ります。

変わりたいのに変われない。「辛いな」を変える一歩。過食症、うつ病、生きづらさに向き合う一歩。

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変わりたい。変わりたい。

どんなに思っても変われないとき、それは癖のように、何かに縛られているように、私たちを元いた場所へ引き戻してしまう。

 

人は変わることを好まない。

変わらないことを好む。

 

だから、あなたのその反応は間違ってない。

身体が正しく働いている証拠。

 

でも何か辛い、苦しい、違和感があるとき、やっぱり何かを変える必要がありますよね。

 

 

 

私は自分が大嫌いになったことがありました。

大嫌いでたくさん自分を傷つけてみたりもした。

 

体は辛くて重たくて、生きてることが不安で仕方なくて、

 

「変えたい。」

「変わりたい。」

 

何度思って、何度試みても、悲しいほどに元どおり。

 

「苦しい。苦しい。でももう一回変えてみよう。」

「変わってみよう。」

 

そうしてもがくけれど、ただただ呆気なく時間が過ぎていくばかりでした。

 

 

 

どうしようもない時間を何年も過ごしました。

 

そのときの思考パターンというと、、

変わりたいと願うときに思い浮かべるわたし = 理想

に100%近づけようとする私がいました。

もちろん、これは無意識のうちに。

 

がんばって、きちんとすればできる自分だっている。

こうでないとわたしじゃないんだーっ!

という、理想のわたししか見ない主義。

 

理想って、夢があって、キラキラして、本当はもっと前向きなもの。

自分を苦しめるためにあるものじゃないでしょ?

 

決して理想を持つことが悪いわけじゃない。

理想しか見ないのが良くないことなんだって、気づいた。

 

理想に沿った自分しか認めない。

できないときの私は見ないふり。

もしくは否定。

気づけば自分を責める。

責めれば責めるほど不安になって、それは恐怖へ。

恐怖は増幅し、最後には孤独感を強くしてしまう。

 

そう、、

苦しくしているのは自分なの。

もちろん自分を責めなくなったからといってすぐに状況が変わるわけではないけれど、まず、それに気づくことは大事な一歩。

 

 

 

私は一時、食や不安、「死にたい」と思う気持ちに支配されない生活が“夢”に変わったことがありました。

けれど、今はそれが私の手のひらの上にちゃんとあって、「生きていてもいいかな。」と、そんな風に思えるようになった。

 

ちっちゃな一歩でも、その勇気が私を明るいほうへ連れてきてくれた。

 

 

 

何かをまるごと変える必要がある!

なんて思っていたけれど、生活や体調、心の傷、「苦しい、死にたい」と思ってしまう自分自身、何かを大きく変えれることがあるとしたら、それは少しずつのこと。

気づかないくらい少しずつの変化の積み重ねがつくるものなんだって、わかった。

 

だから、変えるのも少しずつでいい。

 

例えば、気分や調子の良いときと悪いときがあるとする。

このとき、悪いときの自分を土台と考えて、このレベルを1レベルずつ上げていくことを目標にしてみる。

そうすることで生活の質がうんと安定しやすくなっていく。

 

 

 

*** 

まずは自分の土台がどこなのかをきちんとわかってあげることが大切。

そしてそのうえで、一番下の土台のレベルを少しずつ上げていくことを考える。

 

 

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今すぐにはダメな自分を許せなくても、それは心身ともに変わってこれば自然と許せるようになってくるもの。

 

今は、一番ダメだと思うあなたをきちんと見てあげて、知ってあげること。

どんなことを感じているのか、どんなことを苦しいと感じているのか、本当は今何を望んでいるのか、あなたが耳を傾けてあげること。

 

そして、そこからは次の段階。感情の理由を見つけあげる。

一つずつ応えてあげる。(このことについては次回以降にお話しします。)

 

 

 

コロッと理想の自分に変われたり、何か外からの画期的な方法で良くなることって人間誰しも難しいもの。

だからあなたがあなたに向き合って、私が私に向き合って、そうしコツコツ丁寧に自分の向かう方向を指し示していくことが大切。

 

無理のないこと、できそうなことからやれればいいの。

前よりも何かをちょっと変えていければ、それは自然に積み重ねられて結果的に一番の近道になる。

 

 

 

今、自分を知ったら、がんばって何かをしようとするのをやること。

がんばってきて、努力してきて、もう十分。

休んでいいの。

心を癒す時間をつくってほしいの。

 

『今日は考え込みそうになったとき、息を深く吐いてみようかな』とか、

『お日さまの光を浴びてみようかな』とか、

『夜風に当たってみようかな』とか、

『お肉やお魚をきちんと食べてみようかな』とか、

『明日新鮮なお野菜を買いにいってみようかな』とか、、、

 

そんなことからでいいの。

 

それでも苦しくて涙が溢れそうなときや、溢れてしまうときがある。

けれどもそれも感じてあげる。知ってあげる。

 

「変わりたい」って思える気持ちは嘘でもなく、まっすぐなもの。

それを大切にする方法は、今あなたが苦しいと感じる気持ちを無視しないこと。もちろん全部ね。

つまり、

「変わりたいのに変われない」と責めるのもやめること。

 

 

 

***

責めることに使っていたエネルギーを、これからは癒すことに使ってあげる。

 

 

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少しずつだけれど、わたしはそうしてきました。

 

摂食障害うつ病、慢性的な疲労、不安障害、睡眠障害、、

体だけでも十分辛いのだから、心まで追い込んではだめなの。

 

“死ぬことと生きること”にも長く向き合って、暗く、孤独な時間を過ごしてきたけれど、そうして一つずつ積み上げてきました。

 

 

 

びっくりするくらい簡単なことから始めたら、自分の心も無理のないレベルをわかってくるから。

そしたら心地いいと感じられるペースもわかってくる。

 

もちろん、考え方も行動も、「変えよう」とすれば同時に「元に戻ろう」とすることがある。

でも、たまに戻りそうになったって、戻ったって、それでもまた次の日はやってみる。

また戻りそうになって、戻ったって、次の日はやってみる。

 

続けようなんて思わなくていい。

 

「今日は辛くなった。」

「今日は苦しくなった。」

「今日は死にたくなった。」

 

それでもいい。

 

毎日毎日リセットして、今日はできるのなら何か “変える” を選んでみる。

“癒す”を選んでみる。

 

その積み重ねでいい。

 

積み重ねることはエネルギーも必要。

 

でも、積み重ねたら、あるときふと前とは少し景色が変わっていることに気がつくはず。

前より土台が上がったことに気がつくときがくるはず。

 

というか、くるの。

 

 

 

***

だからそのために、まずはあなたを知ることから.・*

 

 

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≫次回以降、「自分を知ってわたしが始めたこと」について具体的に綴っていきます。